車検の費用や必要なものなど車検に必要な知識を簡単に解説してみた

車検に必要なもの

車検の際に用意するものは4つ

  • 法定費用
  • 車検証
  • 自賠責保険症
  • 納税証明

の4つです。これらがあれば車検を受けることが可能になります。

法定費用

“法定費用”とは業者がもらうお金ではなく

車検を受ける者が支払うお金です(業者又は個人)

法定費用は重量税と自賠責保険料と印紙代の三つの料金の合計額

自賠責保険料と印紙代はどの車種もほぼ同額に近いですが

重量税だけが自動車の重さによって大きく変わってきます

※初度登録より13年以内軽自動車普通車
重量税¥5,000~¥6,600¥16,400~¥100,450
自賠責保険¥17,540¥17,650
印紙代¥2,200¥2,200(3ナンバーは2,300)
合計¥26,340¥36,250~¥120,400

※次回車検の正確な重量税は下記検索サイトにて確認してください

この金額におおよそ¥25,000程度足した額が車検業者の料金になります

修理や部品の交換が必要になるとその分料金は上積みされていきます

車検の明細を見た時、重量税と自賠責保険料、印紙代を引いた金額が

業者があなたからもらった金額になります

正確な重量税は、車検証を用意して下記料金検索サイトで調べると簡単に解ります

軽自動車の重量税検索サイトはこちら

普通乗用車重量税検索サイトはこちら

※2025年5月からエコカー減税の燃費基準や対象車種などが変更になってますので一度上記サイトで確認することをおすすめします

車検証

車検証は大体自動車のグローブボックス内の車検証入れに入っているでしょう

2回目以降の車検なら車検証の備考欄に前回車検時の重量税が書かれているので参考にするといいです

初度登録年より13年超、更に18年超で重量税が高くなってくるので注意です

※13年目は13年超

不安な方は上記サイトで確認してください

自賠責保険証

これは車検証と一緒に車検証入れの中にあるでしょう

自動車の納車時や前回の車検時にも業者が車検証と一緒に車検証入れに入れてあるはずです

車検証入れの中を探しましょう

納税証明

以前は必須でしたが平成27年から提示が不要になりました

しかし納税の有無がその場で確認されるので

万が一支払われていないとなると

車検代行業者も車検を進めることができなくなるので

「間違いなく払ってるよ!おれは!」

って、言えなければ車検を受ける前に

自治体(軽自動車)や陸運局(軽以外)に問い合わせておいた方が良いでしょう

いずれにしろ納税した時の半券があるならば

車検証と一緒に車検証入れに入れて

大切に保管しましょうね

車検はいつからできる?

車検は令和7年4月から

2か月前に受けられるようになりました

2か月前に受けたからと言って車検満了日が早まることは無いので安心して早めに車検を受けてください

車検のタイヤ基準

タイヤの溝

「タイヤが擦り減ってて車検が受からないかもしれない・・・」

そんなふうに不安に思っている方もいるかもしれませんが

通常の“継続検査”では意外にタイヤの溝に関してはそれほど厳しいと感じることはありません

溝深さが5㎜未満でもスリップマークまで減ってなければ受かる感じです

でもそれは陸運の試験場のハナシで

タイヤ販売も行っている民間の指定工場(車検のラインを持っている民間工場)だと

タイヤ交換を強く勧めてくると思います(最悪「交換しないと車検通りませんよ」くらい言ってくるかも)

タイヤの出っ張り

タイヤサイズがメーカーの純正サイズと違ってても

ボディーよりも引っ込んでいれば車検は通ります

ツライチ(ボディーとタイヤが同じくらい)は車検を行っているところで確認してください

※キャンバー(縦方向のタイヤの角度)によってタイヤの下が出っ張っていると車検は通らない

スタッドレスか夏タイヤかは関係ありません

不安な人は車検前に車検業者に相談するといいです

車検費用の値切り方

車検業者に見積もりを頼んだら

「ギョギョギョッ!?」

っとする見積もりを提示されることもあるかもしれません

そういう時は業者さんと一緒に見積もりの明細をしっかり見て

車検を通すのに絶対必要な項目とそうではない項目に分ける

ことをおすすめします

やらなくてもいい整備の例

ブレーキオイルは湿気を吸いやすいので1年ごとに交換した方がいいのですが交換しなくても車検は通ります

各種足回りゴムパーツの劣化に関しては“亀裂”は交換しなければ車検は通りませんが劣化なら交換しなくても車検は通ります

エンジン・ミッション・デフなど回転系からのオイルにじみに関しては、にじみなら車検は通りますが地面に滴るようだと“漏れ”になるので部品交換が必要です

エンジンオイルの交換は車検とは関係ないのでやらなくても車検は通ります

エンジンのエアクリーナーとエアコンフィルターは交換しなくても車検は通ります

※これらは“車検が通る”ということであって、交換修理が望ましい

車検に必要なものまとめ

さあ、車検に関してさらっと説明してみましたがいかがだったでしょうか?

自動車って大体3回目か4回目の車検(7年目又は9年目)に

足回りの整備で少し高目の料金が加算されます

その後13年超の時に高額な整備料金が見積もられたなら

各項目の説明をしっかり聞いて

修理するかどうするか?決めるようにすればいいと思います

車検の半年前くらいに事前点検を受けて

「今度の車検、どれくらいかかりそうですか?」

って聞いておくのもいいかもですね

車検の見積もりに驚いたらこちらのページも参考にしてください