車検は法律で定められた自動車検査なので、料金は決まっています。
なので車検で必要な料金は
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 印紙代
この3つの法律で定められている料金だけです。
この3つの法定料金の支払いができて、車が検査に合格すれば車検は終了になります。
例えばスペーシアやN WGNなら
- 重量税¥ 5,000
- 自賠責¥17,540
- 印紙代¥ 2,200
合計¥24,74を納付して検査合格なら車検は終わります。
他に必要な料金は?
- 車検を代行してもらう料金
- 整備点検料
この二つです。この二つの料金によって車検代が高くなったり安くなったりするんですね。
車検を代行してもらう料金は誰に頼んでもかかりますが、整備点検料は自動車によって変わってきます。
車検はどこに頼んでも料金は同じか?
いいえ、違うと思います。法定料金はどこも同じですが
- 車検代行料
- 整備点検料
は、業者によって違ってきます。
車検の料金が違ってくる大きな理由は、車検を依頼するその会社の修理工場が
陸運局の“指定工場”なのか? “認定工場”なのか?
によって違っても違ってくると思います。
指定工場と認定工場の違い
指定工場とは、検査官の有資格者がいて、車検場と同じラインや機材が備えられ、陸運局から自動車検査を行うことを認められている工場のことです。
そしてそうではない普通の修理工場を認定工場と呼びます。
指定工場は車検を行うことができるので車検が短時間で終わりますが工場の維持管理費がかかります。
認証工場は指定工場に比べて車検終了まで時間はかかりますが工場の維持管理費は指定工場ほどかかりません。
なので車検の料金的には、車検を行う事の出来ない認証工場の方が低料金にできる傾向があると思います。しかし
その代わり時間的には、指定工場のようにスピーディーに車検を終わらせることはできないでしょう。
よくわからない項目の意味
車検の見積書や請求書に書かれている請求項目で
よく見るけどよくわからない項目の意味を簡潔に書いてみました。
検査代行料は純粋に車検屋さんの代行手間賃
基本点検は車検の本筋ブレーキと舵取り装置の点検
保安確認検査は灯火類や発煙筒などの保安部品の確認検査
これらの料金は業者さんによって違うと思うので見積書を見る時に他社の見積書と見比べてみるといいでしょう。
安ければいいのか
各社見積の書き方は大体
- 車検が通るだけの整備
- 次の車検まで維持できる整備
- これから何年にも渡って乗り続ける方向けの整備
に分けて料金を明示してくると思います。
昔はこれら点検整備を整備工場が勝手にやって
「これぐらいかかりましたぁ~」
なんて言いながら請求書を置いていくものでしたが
現代ではそんなやり方は通用しません。
予算的に厳しいのであれば先ずは車検を通してもらって
後は異音が出るようになってからの対応にするなどの方策を取ってもらうのも
低予算で自動車を維持する方法のひとつかもしれませんね。