ガソリンの処分どうする?古いガソリンはこうして処分する

古いガソリンは春になるとやって来る

春になって農業機械など動かすようになると

なかなかエンジンがかからなくて

タンク内の燃料入れ替えたり燃料系統を洗浄したりして出た

「古いガソリンを処分してもらえませんか?」

という問い合わせがきます

なので今回はガソリンの処分に関するお話を記事にしました

古いガソリンの処分は誰がやってくれる?

使えなくなった古いガソリンはどこに持っていけばいいのか?

誰に頼めばいいのか?

役所に相談してもガソリンスタンド、または有償での域内産業廃棄物処理業者への依頼を奨められます

しかし古いガソリンの処分を依頼されたガソリンスタンドは

引き取ったガソリンを再販売するはずもなく

廃油としてエンジンオイルなどの廃油に混ぜるだけですので

少量ならともかく何リットルもあると処分を断る傾向になってます

産廃業者も有償で渋々という感じ

軽油や灯油、廃エンジンオイルだと喜んで引き受けるのに

ガソリンは意外に処分を引き受けてくれるところが少ない感じです。なので

引き取り手がいないのであれば

自分で処理してしまおう

というのが今回の記事です

ガソリンの処分で困っている方の光明になれば幸いです

処分するガソリンを何かに浸み込ませて乾かす

古いガソリンを処分するにはどうすればいいのか?

“処分するガソリンを何かに浸み込ませて乾かす”

これが最も早く簡単な処理方法の結論です

床が土じゃない、コンクリートなどの所で

風通しがよく燃える物が無いところで

万が一の火災に備えて消火器や被せ用の毛布など用意して

ガソリンが漏れ出ない容器を用意して布や新聞紙などを入れて

そこにガソリンを浸み込む程度入れて放置して揮発させる

その作業をガソリンが無くなるまで続けるのが一番手っ取り早いな

って思います

大量の古いガソリンは誰もいらない

オイル交換などを行うガソリンスタンドや整備工場などには

廃油回収業者が来て、廃油を回収していきますが

回収された廃油の多くは再度燃料として

又は燃料の原料として使われます

そのため回収する時ドライバーさんから

「ガソリン入ってないよね?」

って聞かれます。つまり

ガソリンは廃油回収業者さんもいらないんですね。危ないから

なので、気持ちよく処分を引き受けてくれるところを探すよりも

自分でやった方が早いと思うんです

実際にやってみた

前年草刈り機や耕運機のタンク内に入れっぱなしだった古いガソリンを抜き出し

新聞紙に浸み込ませて

現在は使用していない古い焼却炉内に入れておいて

すっかり乾いたのを確認してから

後日燃えるごみとして廃棄したことがありました

浸み込ませた新聞紙や布類はほんの1時間程度で完全に乾いていました

着色料やオクタン価調整剤などの添加物は残るので布や紙は変色しますが

ナフサなどの燃える成分は揮発して無くなりますので

使用後は燃えるゴミとして処分します

以上が乾燥して処分する方法です

ガソリンは処分する前に利用できるように使う

不要になったガソリンを処分するよりも

処分する必要のないようにガソリンを使うのも合理的でいい方法だと思います

冬が来るその前に機械から全て抜いて

金属性携行缶に入れて密栓すれば春にまた使えますし

どうしても機械に入れっぱなしにするのなら

ハイオクガソリンを入れておくのも効果的

ハイオクだと翌春ブルンッとエンジンがかかるから不思議です

エンジンの停止は停止ボタンではなく

またもう一つの方法として

普段から機械などのエンジンの停止はエンジン停止ボタンではなく

燃料コックをOFFにして自然とエンジンが止まるのを待つ方が

次のエンジン始動も軽快になりますし

長期保存後のエンジン始動が容易になります

このようにガソリンを使える状態で保存したり

エンジンがかかりやすい状態で機械を保存すれば

せっかく購入したガソリンを捨てることが無くなるかもしれません

ガソリン捨てない使い方で機械長持ち

耕運機などのように燃料コックがある機械は

燃料OFFにしてエンジン停止

草刈り機のように燃料コックが無い場合は

タンク内の燃料を空にしてエンジンスタートし停止するのを待つ

こんな機械の使い方をしていると

機械のエンジンは何年経っても容易にエンジンがかかるものです

小型機械のエンジン始動が困難になる大きな理由は

燃料系統の汚れ

です。古いガソリンが燃料系統に残留していると

ガソリンの燃える成分だけが抜けた粘つく残留物が

燃料の流れを邪魔するからエンジンがかかりにくくなるのです

なので当分使用する予定の無い機械からガソリンを抜いておくのは

機械の長い使用を考えた時

最善の策と言えると思います

大事な事なので最後にもう一度

少々脱線しましたが

ガソリンを処分したいのなら新聞紙や布など使って乾かす

エンジンは燃料コックOFFで停止

燃料タンクからガソリン抜く気がないならハイオクガソリンを使う

以上を是非試してみてください

機械やバイク持ってるなら

どれも超おすすめです